ちらは
オメガ シーマスター プラネットオーシャン600 GMT

時計の名前にもあるし、
文字盤にも書かれている通り、
600m防水というヤバいやつ。

そんな本格的なダイバーズウォッチなのに、
この時計にはGMT針が付いてるし、
ベゼルが両回転で、しかも24時間表記。

 

なんで?ってことで調べてみて、
考察するとすごいことが分かりました。

 

むしろ逆回転防止ベゼルは、
本格的な潜水用ではない!

と言い切ってしまえるほどの発見だったので、
こちらで紹介していきたいと思います。

 

目次

スキューバーでは40mしか潜らない

ダイバーと言われて多くの人は、
こういう人を思い浮かべるでしょう。

これはスキューバーダイビングと呼ばれ、
空気の入ったタンクを背負って潜るんですね。

 

だけど・・・

スキューバーダイビングの、
潜水限界は概ね40mと言われています。

テクニカルダイビングと呼ばれる方法では、
100m以上潜れるようなんですが、
基本的にはボンベを背負っては40mが限界。

 

さらにはボンベの容量があるので、
一回のダイビングは40分程度しか潜れない。

 

深さ、時間ともにそれ以上潜る場合、
送気潜水と呼ばれる方法で潜ります。

海上の船からコンプレッサーで、
空気をダイバーに送るんですね。

その時点ですでにボンベがないので、
逆回転防止ベゼルは不要なんですね。

→ ダイバーズウォッチに逆回転防止ベゼルがある理由(記事作成中)

 

送気潜水は結構長く潜る

先程も伝えたとおり、
通常のスキューバーダイビングでは、
通常40分ぐらいしか潜りません。

一方、送気潜水では、
数時間から十時間ほど潜る
らしいです。

 

海中工事など行う場合、
ぶっ通しで長時間やらないと効率が悪い。

減圧の時間もかかるので、
一回潜ったら長時間潜るらしいです。

 

そうなると時間の感覚が分からなくなる。

海中は真っ暗だし、長時間潜るので、
時間の感覚が分からなくなるようです。

ましてや深海、地上にいるのに比べると、
脳の働きも鈍くなる。

 

なので「10時」って時計で表示されてても、
それが朝なのか夜なのか分からなくなるようです。

だからGMT針がある!

・・・んじゃないかなー

って、海中工事を行う、
職業ダイバーの友人が言ってました。

たぶん合ってる(と思う)。

 

1220m防水でも逆回転防止ベゼルは付いてる

上記のように100m以上潜れるような
ダイバーズウォッチでもほとんどのモデルに
逆回転防止ベゼルが付いています。

例えばこちら

ロレックス シードゥエラー(KARITOKEより)

 

シードゥエラーは防水性がなんと1220m!

さらに上位版のディープシーに至っては、
なんと3900mもの防水性です。

 

そもそも飽和潜水と呼ばれる、
最も深いところまで潜れる方法で、
534メートルが世界記録です。

→ ヘリウムバルブは飽和潜水でなぜ必要?飽和潜水って何?(記事作成中)

 

なのでぶっちゃけ、そんな高性能な、
防水性能は不要なんですけどね。

 

程も書いたとおり、100m以上潜る場合は、
正直、逆回転防止ベゼルは必要ありません。

 

でもね・・・

ダイバーズウォッチには、
逆回転防止ベゼル欲しい!

って声が多いから、
そうなってるんだと思います。

 

ダイバーズウォッチもレンタルできます